日本庭園
庭は、大自然の美を縮図したものであり、芸術的にアレンジしたものである。いながらにして、小庭から大自然の美に接することができる唯一の空間である。そして、また人々の心を通した自然が、庭であるから、庭はただ単なる自然に接する以上のものである。例えるなら苔一面の庭も、自然のイメージがなければ単なる苔地である。自然をイメージすることにより、苔地が大自然の景色に見えてくる。
『花は野にあるように』
これは、千利休が茶室に生ける花について言った言葉である。いったん切ってしまった花を、自然の野にあるようにという事である。これは大変難しい。野の花の風情を一輪に表す。それによって一層美しく見える。
庭も同じように思われる。石や木という自然の材料で自然を描写する。そして大自然を寸尺の狭い空間に写すことによって、かえって自然の美しさが一層はっきりと強く感じられる。だから人々は自然の雄大さに引かれて足をとめ見とれてしまうのであろう。
精進料理
まず『精進』という言葉は、六波羅蜜(6つの悟り)の中に“布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧”とある言葉の中の“精進”である。精進とは“努力すること”を意味します。精進という言葉は経典の中にも見られ、
例えば『遺教経』に
「もし勤めて精進すれば、則ち事として難きものなし。是故に汝等まさに勤めて精進すべし、たとえば少水の常に流れて則ち能く石を穿つが如し。もし行者の心しばし懈癈すれば、たとえば鑚るに未だ熱からずして息めば、火を得んと欲するといえども、火を得ることが難きが如し。これを精進と名づく」とある。
仏道において精進とは、悟りを見極める大きな過程の1つである。
この『精進』の実践方法の1つに、美食を戒め、粗食であれということがある。つまりは、魚介肉類を食べずして、野菜、海草、根菜の類にしなさいという事
当寺では、五味、五法、五色を基本とし、更に器、盛り付け、庭園を含めた鑑賞をしながら食べる料理となっております。眼で舌で心で春夏秋冬を味わっていただきます。
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